2021/05/25
スタッフブログ

乳歯の歯並び…ココが大事!!

こんにちは
歯科衛生士の浦山です。


今日は、乳歯のうちの歯並びについてのお話です!

さて、突然ですが下の写真の①と②はどちらが自然で理想的な乳歯の歯並びでしょうか?



答えは…②です!!

2歳半から3歳くらいで乳歯が生え揃いますが、6歳臼歯が生えてくるまでの間に顎の成長がみられ歯と歯の間に隙間がみられます。
この隙間を【発育空隙】といいます。

実はこの隙間が将来の永久歯の歯並びの為にとても大切なんです。

この隙間は、乳歯より大きいサイズの永久歯がキレイに生えてくるために必要なスペースです。
ですから、乳歯の段階での歯並びは『すきっ歯』が理想です。



しかし、最近の子供たちにはこの【発育空隙】がみられない子供たちが多い傾向にあります。

しっかり、よく噛んで食べることは『アゴを育てること』に繋がります。
食材は、あまり小さくしすぎず大きめに調理して噛み応えのある食事がおすすめです。
また、前歯でかじりとる動作もとても大切です。
骨付きの鶏肉などは、前歯もしっかり使いますし唇も使うのでお口周りのトレーニングにおススメです!
これからの時期は、茹でたトウモロコシなども♪



また、【発育空隙】が小さかったり、ないお子さんの原因のひとつに【お口ポカン・口呼吸】も関係しています。
【お口ポカン・口呼吸】は舌が下がってしまうことにより起こります。
舌はしっかり上顎にペタっと常にくっついているのが理想です。

当院では、トレーナー矯正やMFT(筋機能訓練)なども取り入れお子様の歯並びはもちろん、呼吸や嚥下、全身の状態も診ています。
何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください♪





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