2020/11/06
スタッフブログ

オーソモレキュラー的、感染症への対応(栄養面からのアプローチ)

こんにちは。

院長の高山です。

連日のTVニュースで新型コロナウイルスによる肺炎のことが報道あれています。
今回の新型コロナウイルスも新型インフルエンザの流行のようにある程度は、感染がひろがりニュースになるでしょうが、そのうち何もなっかたかのように鎮静化するのではと思っています。

インフルエンザの時期も同じですが、このような感染症について報道されるとき、マスク・手洗いなどの重要性が報道されますが、栄養については聞きません。

最近のちょっと行き過ぎとも思える報道から、今回はオーソモレキュラー的にはどのように対策をしたらよいかについてお伝えしようと思います。


まずウイルスが上気道の粘膜に付着したとき、粘膜が粘液でしっかり覆われていることが重要です。
この粘液は、ムチンというネバネバした水を多く含むタンパク質でできています。ムチンがしっかりと粘膜面を覆っていれば、インフルエンザだろうがコロナだろうがウイルスだけでなく、花粉だってムチンとともに排出してしまうので感染症だって花粉症だって防げます。

粘液やIgA抗体という免疫グロブリンの一種が分泌されます。
免疫グロブリンなので、これもタンパク質が主成分。
IgAを作るにはリンパ球が正しく機能する必要があり、そのためにはグルタミンビタミンAが必須の栄養素になります。

粘液やIgA抗体の防御でも防げなかったときに、粘膜がウイルスに暴露することになり生体に影響がでる可能性が生じます。
粘膜細胞をきっちりと固く結びつけておくために必要な結合タンパクはビタミンDによって誘導されます。さらにビタミンDはビタミンAと協調し免疫反応のレベル調節を行っているためとても重要です。
ビタミンAの働きを維持するためには亜鉛が必須です。

さらに細菌やウイルスの感染を防ぐために抗菌タンパクが分泌されるのですが、このタンパク質の合成にもビタミンDはとても重要です。そしてこれらの防御にも関わらず、ウイルスの侵入を許し感染が成立するとき、まず局所で炎症が生じます。熱が出る前に喉が痛くなったりする時期のことです。

この時に最も大切な栄養素がビタミンCといえると思います。全身の免疫担当細胞が喉などの炎症部位に総動員されることになるのですが、そこでビタミンCが必須の栄養素。一刻を争う状況なので十分なビタミンCがないと局所の炎症が全身に波及し、関節痛や発熱が生じてしまいます。

少し難しいお話になりましたが、この時期の感染対策として、まずは常識的に
・できるだけ人ごみをさける
・手洗い、うがい、マスク

栄養アプローチとして(量は一日の接種目安量)
ビタミンAおよびビタミンD:10000IU
グルタミン(アミノ酸の一種):6000mg
亜鉛:15~30mg
ビタミンC:2000mg程度を目安に、200~250mgずつ頻回摂取

このような感じで対策することをおススメします!

また、当院ではサプリメント外来やビタミンC点滴など全身の健康にもアプローチしております。

・サプリメント…たくさん種類があるけれど、どれを飲んだらいいのかな?
・いろんなメーカーのサプリメントがあって、どれがいいのかわからない。
・自分に足りない栄養素ってなんだろう?

などなど、歯のこと以外でもお気軽にご相談ください!!


ただいま、ファミリー歯科にししろい 1周年を記念して


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